PICK UP!【マイナートイガン紳士録】東京マルイ ステアー モデルGB 固定スライド式ガスガン

2018年02月20日

アイテム エアーガン

東京マルイ固定式ガスガン 【ステアー モデルGB】

固定式ガスガン(シングル/ダブルアクション)
全長:216mm
重量:533g
装弾数:15発
弾丸:6mmBB弾
※生産終了モデル

と、言うワケでまた思いつきで突如始まる新コーナー「マイナートイガン紳士録」。多くのガンマニアが「よくぞこの銃をトイガン化したな」と、全力で褒め称えられたであろう古今東西のマイナーな銃をピックアップして、頼まれてもないのに強引にスポットを当ててやりやす。その記念すべき第1回は天下の東京マルイが固定スライド式ガスガンと発売した(現在は生産終了)オーストリアのステアー モデルGBだい!

【ステアー モデルGB・その悲運の記録】

ブルバップ式アサルトライフルの名作「ステアーAUG」で有名なオーストリアの「ステアー・マンリヒャー(旧ステアー・ダイムラー・プッハ)社」が、自国軍が採用していたワルサーP38に代わる新型自動拳銃の開発を依頼され、1981年に開発したのがステアー モデルGBである。

精度の高いガス・ディレード・ブローバック方式を採用、トリガー周りにポリマー素材を採用するなど先進的な設計で期待されるも

・1983年のオーストリア軍の制式拳銃トライアルでグロック17に敗退。
・いわば兄貴分だった銃「ロガックP-18」の低評価の巻き添えを食って商業的に共倒れ。
・じゃあアメリカで一旗揚げるぜ!→アメリカ軍でのトライアルで大惨敗。
・じゃあもう民間に売り込めこの野郎!→売れない。
・1988年製造中止。
・2017年に久方ぶりに日本で注目!→されたのが和歌山県立て籠もり発砲事件の凶器として使用(Withガバメント)という・・・。

悲しくてやりきれないこの不運っぷり。

結局、GBが一番輝いた瞬間が、1990年にクリント・イーストウッド監督・主演のアクション映画「ルーキー」でフィーチャーされた時ということになるが、劇中でGBを使用したチャーリー・シーンがその後全米一のクズ野郎として注目される特大の負のオマケが付くところもらしいっちゃらしいぜ!

その性能自体は評価されていたことが余計に痛々しい悲運の銃なのである。

【東京マルイの英断によりエアソフトガン化】

正確な発売年月日は失念したが(映画「ルーキー」日本公開時の1991年2月直後くらいには入手してたような記憶が)、東京マルイが固定スライド式ガスガンシリーズのラインナップとして発売。現在は生産中止となっているが、筆者が押し入れに長く眠らせていたものを叩き起こし久々に日の目を当ててみた。

改めて見てみるとデカイ!!同じ東京マルイ製のコルトガバメント(下)と比較してもほぼ同等のサイズである。あ・・・このコンビは例の和歌山の事件の・・・(以下自粛)。

 

固定スライドなのでチャンバーカバーは形だけ。一応スライドは2cmほど後退しやす。細かい汚れ筆者の大怠惰による大放置プレイの結果である旨をどうかお許し頂きたい。

 

スライド左側面のセイフティはダミーのため無可動。

 

セイフティはフレーム右側面のトリガー上部に位置するテイクダウンレバー。写真のように下げるとセイフティON。というか、下げたら蓄積された汚れが・・・(この後スタッフが丁寧に拭き取りました)。

 

ガスタンクはマガジン内部に収納されている。

 

よってマガジンは割り箸型なり。箸くん、箸くん。

 

購入後10数年放置していたにもかかわらず、作動は快調。飛距離・集弾性もなかなかである。

フォルム自体も特に奇をてらったものではないが、一種独特のスタイルで悪くない。ポリマー素材普及前夜においての誕生に加え、民間における9mmパラベラム弾浸透前夜など、タイミングにおいてもことごとく運のない銃ではあるが歴史の片隅に放置するには惜しい銃と思ったりするのである(押し入れの片隅に十数年放置していた奴が言うな)。

マイナートイガンに光を!!

 

投稿者:ToyGun.jp編集部