PICK UP!シネマほぼ百発百中!Gun観しやがれ!・第18回『エイリアン:コヴェナント』

2017年08月08日

エンタメ 映画

「シネマほぼ百発百中!Gun観しやがれ!」

  ~狙った映画はだいたい外さないシネマヒットマンが送る怒濤の銀幕見聞録~

第18回『エイリアン:コヴェナント』

監督:リドリー・スコット  (『エイリアン』『プロメテウス』)

キャスト:
マイケル・ファスベンダー (『悪の法則』『プロメテウス』)
キャサリン・ウォーターストン (『インヒアレント・ヴァイス』)
ビリー・クラダップ (『スポットライト 世紀のスクープ』)
ダニー・マクブライド (『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』)
デミアン・ビチル (『ヘイトフル・エイト』)

TM © Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2017年9月15日(金)全国ロードショー。
2017年/アメリカ映画
原題::Alien:Covenant
上映時間:122分
配給:20世紀フォックス映画
■公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/alien/

 

【解説】リドリー・スコットの原点回帰(怪奇)、全世界待望の「エイリアン」最新作登場!!

1979年に公開され大ヒット、SFホラーの金字塔として映画史に衝撃の爪痕を残した『エイリアン』。以後シリーズ化され、時に戦争アクションとして、時に重厚な自己犠牲のドラマとして、ジェームズ・キャメロンやデビッド・フィンチャーという名監督の登竜門となった。そして遂に、記念すべき第1作を手掛けた巨匠リドリー・スコットが正式にエイリアン・シリーズに復活!
本作のストーリーはリドリーが外伝的作品として世に送った『プロメテウス』のその後にして、第1作『エイリアン』の20年前に遡る。多くの移民を乗せ、植民地となる惑星を目指して航行中の宇宙船コヴェナント号が謎の電波を受信。調査のために発信元の惑星に降りた乗組員たちを予想だにしない恐怖が襲う!
監督は伝説の創始者リドリー・スコット。ヒロインのダニエルズには注目の女優キャサリン・ウォーターストン、そして物語の鍵を握るアンドロイド2役を演じるのは今や引っ張りだこのマイケル・ファスベンダー。他にもビリー・クラダップ、ダニー・マクブライドら個性派がコヴェナント号のクルーとして登場。

「絶望」という名の産声が支配する宇宙では、今回もあなたの悲鳴は誰にも聞こえない・・・。

 

【物語】警告:寄り道はマジで危険です。

2104年。2000人の入植者を乗せた宇宙船コヴェナント号は人類の新天地となる惑星を目指して航行中であった。しかし衝撃波による突然の事故により、コールドスリープ中だった船長が死亡。彼の妻であったダニエルズをはじめ乗組員たちが悲観に暮れる中、船長代理に選ばれたオラムは付近の惑星から人間が発したと思われる謎の電波を受信したことで、その惑星に立ち寄る事を決断する。得体の知れない謎の惑星に降り立つ危険な選択に「NO」を突きつけるダニエルズだが、人間が存在する新惑星の存在に希望を抱くオラムは寄り道を強行。

ダニエルズは渋々ながらオラムや、船を管理するアンドロイドのウォルターら一行と共に謎の惑星の調査を開始する。地表に麦の稲穂を発見し、「ほら見ろ、ここは麦も育つ良環境じゃん!」とウハウハのオラム。ダニエルズも「ここで小屋建ててスローライフもいいわね〜」なーんて思い始めたりする。しかし、乗組員のレッドワードとハレットの体内に謎の黒い胞子が侵入、突如顔面蒼白で吐血しながら苦しみ出したからさあ大変!急いで2人を小型船内に収容するが、処置室に運ばれたレッドワードの背中を食い破り不気味な生物が飛び出してきたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

それは凶暴なエイリアン(ネオモチーフ)の幼体であった。ネオモチーフは側に居た女性乗組員を惨殺した後に小型船ごと豪快に爆破されるも、今度はハレットの口からネオモチーフがコンニチワ!いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

突如として宇宙地獄絵巻に巻き込まれた彼らを救ったのは、消息を絶った「プロメテウス」号に随行していたウォルターと同型のアンドロイド、デヴィッドであった。

果たして彼らの運命は?そしてデヴィッドはなぜこの惑星に辿り着いたのか・・・・・・・・?

 

【Gun】オーストラリア製最新ブルバップ・ライフル登場

シガニー・ウィーバーが演じたリプリーを彷彿とさせるヒロイン、ダニエルズが使用するのはACOGスコープを搭載した、オーストラリア製最新ブルバップ・アサルトライフル、タレスF90。同じオーストラリア製のシュタイヤーAUGがベースの本銃をクライマックスのエイリアンとの一騎打ちにおいてバリバリ撃ちまくってくれます。他の数名の隊員はホロサイトやELCANなどを搭載したAR-15、レミントンM870のタクティカルカスタムなどを使用してましたね。ハンドガンではダニエルズが大型のオートらしきものをしていたようですが、判別が出来ず正確なご紹介が出来ない旨をご勘弁くださいませ。

『エイリアン』シリーズの銃といえば、『エイリアン2』に登場したパルスライフル(パルスガン)が有名。トンプソンをベースにレミントンM870やスパス12の機関部やパーツを組み合わせた映画オリジナル銃でしたが、この最新作では実在する銃が登場。時代からすると、第1作目の後くらいに新銃器開発の波があったのでしょうかね?

【寸評】シリーズ中最も凶暴で最も血みどろ!巨匠リドリー、荒ぶるの巻

本作の前日譚に当たる『プロメテウス』は、お化け屋敷で難解な起源論の講釈を垂れるような内容で賛否両論を巻き起こしましたが、その後を描いたこの『エイリアン:コヴェナント』は『プロメテウス』の流れを汲みながらもお化け屋敷で存分に異形の恐怖を味わえる直球のSFホラーに仕上がっています。

何よりも驚かされたのは、本格的にシリーズ復帰を果たしたリドリー・スコット監督の荒ぶりよう!(良い意味で)これ、監督が誰か知らずに観たら勢いのある新人監督が撮ったと思うかも・・・。それくらいこの最新作はバイオレントなイケイケのSFスプラッターホラーに仕上がっています。そのグロさと血みどろっぷりはシリーズ最凶ですので苦手な方は要注意!肝心のエイリアンの形態に関しては多くは申し上げられませんが、シンプルかつ超絶気持ち悪いです。

注目の俳優陣は、今や売れっ子でSFファンタジー系にも多数出演しているマイケル・ファスべンダー。今回は新旧アンドロイドの2役という、本作の鍵を握る怪演を見せています。また新ヒロインとなるダニエルズ役のキャサリン・ウォーターストンは、最初は頼りなげで「この人がヒロインで大丈夫か?」と思わせながらも徐々に覚醒。クライマックスではアクロバティックなアクションでエイリアンにガチンコ勝負を挑むタフネスぶりを発揮しております。

全体的に「静」のトーンで不気味さを強調した第1作とは対照的に、中盤から一気に畳みかけ衝撃のクライマックスまで飛ばし続ける演出は巨匠の「若いモンにはまだまだ負けん」という気迫の現れでしょうか?このジャンルのパイオニアである威厳と、その後登場した多数のフォロワー作の要素を取り入れるフットワークの軽さが相俟った「エイリアン・サーガの暗黒の序章」として大満足の快作です。

本作がエイリアン初見となる方は事前に『プロメテウス』と『エイリアン』第1作を取り敢えずチェックしておきましょう。

 

 

 

 

投稿者:ToyGun.jp編集部