PICK UP!【シネマ活動大射撃・その8】すり替えられた?拳銃たち後編・まだまだあるぞSSSJIBJS

2017年06月08日

コラム 企画

映画を観たGunマニアが思わず「????」「お前マジシャンかよ!」「俺疲れてんのかなあ・・・」などなど、ツッコミおよび我が目を疑うシーンが昔から存在します。

それは

『さっきまで使用していた銃がいきなり別の銃にすり替わっている』

現象

業界用語で

『SSSJIBJS』

と呼びます(ええ、ウソですとも)

一昨日の記事【シネマ活動大射撃・その7】すり替えられた?拳銃たち前編・「007ドクター・ノオ」

の続きとなる今回は、4本の作品にツッコんでみたいと思います。

まずはマーチン・スコセッシ監督の名作中の名作

「タクシードライバー」(76)

この作品で、ロバート・デ・ニーロ演じる主人公トラビスがモーテルで銃の売人から、S&W M29 8インチ、S&W M61エスコートのニッケルモデル、S&W M60、スペイン製アストラ・コンスタブルの4丁を大人買いします。

その中の2丁があるシーンで別の銃にすり替えられております(みっけー!)。

トラビスがレンジで射撃練習を行うシーンで、アストラ・コンスタブル(写真はニッケルモデルですが劇中で使用されたのはブラックモデルです)が

またまた登場、ワルサーPPKにトランスフォーム!!

そして、同シーンではS&W M60もコルト・ディティクティヴスペシャルのニッケルモデルにトランスフォームしております。なぜ??小道具係のミス???まあ、アストラは元々ワルサーPPをベースにしてますし、M60とディティクティヴSPは2インチのスナブノーズリボルバー同士だし・・・なんとか誤魔化せるか!と、いうことでしょうか。にしても、アストラを「ワルサーPPK」、S&W M61を「コルト25」と言って売っちゃう銃の売人も詐欺商法ですがな。

 

続きましてこちらも名作。サムペキンパー監督、スティーブ・マックイーン主演の

「ゲッタウェイ」(72)

この作品ではマックイーン演じる主人公ドクの使用するコルトM1911A1が発砲時にスペイン製スター モデルBにすり替わりますが、何度が記事で取り上げてるので割愛。今回は強面のアル・レッティエリ演じる悪党ルディが使用する銃について。

ルディが愛用するのはみんな大好きコルト・パイソンの6インチモデル(写真はMGC製モデルガンです)

ですが、後半のモーテルのオヤジを脅すシーン、ドクにボコられて昏倒するも起き上がって反撃に向かうくだりでコルト・トルーパーの6インチモデル(写真はMGC製モデルガンです)に勝手に変化しております。

パイソンのステージガンが破損したのか、はたまた小道具担当のミスか?・・・後者であれば、ペキンパー、マックイーン、レッティエリの3強にシバキ倒された可能性が非常に高いと思われます。私ならミスに気づいた時点でビビりまくった挙げ句、現場からゲッタウェイ(逃走)してますな。

残り2作は比較的最近の作品から.

007に続く近代スパイアクションの名シリーズである「ボーン」シリーズ3作目となる

「ボーン・アルティメイタム」(07)

本作ではマット・デイモン演じる主人公ジェイソン・ボーンがオープニングからクライマックスまで、SIG PRO SP2022をメインに使用します。

途中、モロッコのタンジールでは警官から奪ったベレッタM92FSを使ったりしますが、クライマックスとなるニューヨークでのカーチェイスシーンではグロック17を乱射。グロックに関してはCIA関係者が所持していたので奪った可能性がありますが、問題は物語の鍵を握るハーシュ博士の額にボーンがSIG SP2022を突きつけるシーン。回想シーン(過去のボーンがグロックを使用)の途中に現在のシーンに戻ると、えっ???

SIG SP2022→グロック17→SIG SP2022→グロック17と、カットごとに魔術の如く変身

「お前、マジシャンかよ!!(強めのやつ)」

さすが人間兵器ボーン。殺しの他にマジックの特殊訓練も受けていたようです(拍手)

※真相としては、回想シーンでボーンが使用したグロックを小道具が間違えてセッティング。撮影中にカメラマンや監督が気付き撮り直ししたものの、一部カットが残ったということでしょうか?(皆さんお疲れだったらしい)

 

で、最後はおそらく『SSSJIBIS』史上最も大胆かつトリッキーなすり替えが行われたであろう

「ブリッツ」(11)

宇宙一カッコいいアクションハゲことジェイソン・ステイサムの「地味なUK版ダーティハリー」としてひっそりと公開された刑事ものですが、中々面白い佳作。ステイサム演じる主人公ブラント刑事が相棒のオネエ刑事と共に警官連続殺人犯“ブリッツ”(コイツが小物愉快犯でチョームカツクのね!!)を追うストーリーですが、溜飲が全力で下がる痛快なラストにおいて驚愕の現象が・・・

ブラント刑事がSIG P226をブッ放すシーンでなんと(写真はタナカ製モデルガンです)

なんと・・・

S&W M64(写真はコクサイ製モデルガン 劇中ではヘビーバレル?)になったとです・・・

トイガンJPの無責任編集者です。

黒いオートマチックが・・・

銀色のリボルバーに変身したとです。

トイガンJPの無責任編集者です・・・

トイガンJPの無責任編集者です・・・

「お前、カッパーフィールドかよ!!!」

これは衝撃の問題作です。

「一瞬だしどーせバレねーべや!」

というノリかもしれませんが、にしては

ステイサム兄さんがM64を手にしている写真が堂々とスチールに残っているツメの甘さ

 

いやー

『SSSJIBIS』ってホントに素晴らしいですね(無理矢理)

これからもアクション映画に登場する銃を観るときは

目をヤマザキ春のパン祭りで貰える白い皿のようにして重箱の隅をモリで突くようにします(性格最悪)

 

 

投稿者:ToyGun.jp編集部