PICK UP!【世界のGunニュース】米陸軍次期制式拳銃にSIG P320が選定!

2017年01月23日

コラム 企画

米陸軍MHS選定レースにて、SIG SAUERが勝利

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You Tube channel 『The Army’s New Sidearm: Sig P320(Iraqveteran8888)』より

ベレッタM9からSIG P320へ

1984年に米軍制式拳銃トライアルを勝ち抜いたベレッタM92は、翌1985年に「M9」の名称で制式採用された。そのトライアルの際にベレッタと最後まで争ったのが、SIG SAUER(シグ ザウアー)社のP226モデルである。両者とも米軍が求めるスペックを十分に満たしていたが、最終的に決め手となったのは軍用銃として重要なコストパフォーマンスであった。SIG P226は性能と操作性においてベレッタM92を凌駕する点があったにもかかわらず、割高ということで涙を呑んだのだ。
そして30年以上の歳月が経ち、遂にSIGが溜飲を下げる時が訪れた。
先日19日付けの米国防省のプレスリリースにおいて、米陸軍制式拳銃を置き換えるための《XM17 MHS (Modular Handgun System) 》計画の事業者としてSIG SAUER社が選定されたことを発表。そのベースとなるモデルが、SIG P320である。

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スクリーンショット 2017-01-23 11.13.58You Tube channel 『The Army’s New Sidearm: Sig P320(Iraqveteran8888)』より

SIG P320

2014年のショットショーで発表された、同社初のストライカー式(撃鉄を使わず、スライド内にあるスプリングの力で撃針を前身させて雷管を叩くシステム)ポリマーフレームピストル。ピカニティーレールを装備し、グリップモジュール・マガジンは共用が可能である。フルサイズ・キャリー・コンパクト・サブコンパクトの4サイズが存在し、使用弾薬は、当初9mmパラベラム弾・.40S&W弾・.357SIG弾で後に.45ACP弾、サブコンパクトのみ.380ACP弾も追加された。同社が2004年に発表したP250がベースとなっている。

《P320 フルモデル》
重量:833g
全長:203mm
高さ:140mm
装弾数:9mm=17発 /.357SIG、 .40S&W=14発/.45ACP=10発

 

今後の展開

MHS 計画では、全てのモデルはニューハンプシャー州の同社施設で生産し、フルサイズとコンパクトモデルの両方を 10 年以上に渡って供給する予定。SIG SAUER社は今後、280,000 挺のフルサイズモデルと、7,000 挺のサブコンパクトモデルの他、陸軍以外の軍機関から 212,000 挺の追加発注を受ける可能性がある。
ベレッタ全盛期においても、迅速な射撃に適した高い性能を買われ世界の特殊部隊や法執行機関に採用されたSIGピストル。その新たにして本格的な幕開けが遂にやって来たといえよう。

 

投稿者:ToyGun.jp編集部