PICK UP!初代ゴジラに立ち向かった銃器たち『ゴジラ(1954)』【シネマ活動大射撃】

2016年07月20日

エンタメ 映画

Gdzilla!!!

人間の愚行が生み出した史上最悪の災禍『ゴジラ』

公開当時の復刻版資料が特典として付く講談社の『ゴジラ全映画DVDコレクターBOX』創刊、CSおよびBSにおける高画質版含む旧作の連続放送、そして、今月末に本家ゴジラ復活となる『シン・ゴジラ』が公開と、今夏は正に放射熱線級のゴジラ現象が巻き起こっています。

日本を代表する怪獣王ゴジラにもはや説明は不要。と、言いたいところですが記念すべき1954年の第1作『ゴジラ』については、昨今のテレビ放映時に初めてご覧になられて「思ってた印象と違う」「こんな深い映画だったのか」と、衝撃を受けるかたも案外多いようです。破壊&怪獣バトルというエンターテイメント溢れ るものではなく、《社会派ホラー》、《戦争と核の悲劇がもたらす人間ドラマ》、《未曾有の災害映画》といった側面を持つ初代ゴジラのダークさは鑑賞後、厳粛な気持ちにならざるを得ない重さを孕んでいるのです。また、その一方で運命に翻弄される美男美女の切ない三角関係のドラマとしての魅力も本作に一層の奥行きを持たせています。

そんな多角的要素を持った怪獣映画の原点にして傑作である第1作以来、ゴジラが初めて日本に出現するという設定を用いた『シン・ゴジラ』はどんなアプローチで私たちを驚愕させるのか・・・今から非常に楽しみであります。

初代ゴジラの脅威に立ち向かった銃器たち

本作で登場する兵器として、M24軽戦車や、M114榴弾砲、ゴジラを東京湾上空から追い詰めるF-86F戦闘機などが有名ですが、巨大な未知の脅威に圧倒されながらも決死の覚悟で立ち向かう人間たちが使用する印象的な銃器も多く登場しています。

Ружьё_МЦ-111水平二連式散弾銃(形式不明)

ゴ ジラが初めてその姿を見せる大戸島山腹のシーンで、島の自警団が所持していた水平二連式散弾銃。本編では銃身がもっと短いタイプでした。ゴジラの姿に驚愕 し逃げ惑う人々、その中でこの銃が発砲されることはありませんでした。人間は未知の衝撃の前では無力にならざるを得ないのです。

 

 

M1CSoldier_wwIIM1ガーランド

第二次世界大戦でアメリカの主力銃として活躍、そして初期の自衛隊の主力銃としても採用されていたセミオートライフル。本作でも防衛隊(劇中での呼称)の隊員が携行していました。※参考画像(上)はスコープ装着時のものです。

 

Machine_gun_M2_1ブローニングM2 重機関銃

第二次世界大戦以来、長きに渡り世界で使用され続けている重機関銃です。劇中では戦車の車載用銃架に取り付けられ、ゴジラを迎え撃つべく出陣するシーンが印象的でした。

 

Browning1917Browning_M1917_Marine_Iwo_JimaブローニングM1917 重機関銃

第一次世界大戦終結直前にアメリカ軍やフランス軍に供給された水冷式重機関銃。劇中では東京湾から京浜地区へ上陸したゴジラを迎え撃つべく、防衛隊の射手がバリケード越しに掃射していました。個人的には劇中で一番印象に残る銃器です。

 

 

RAPD9573750px-US_ARMY_M1919A4_Korea,_1953ブローニングM1919A4

水冷式であったM1917の欠点を補うべく、銃身に水冷化装置の代わりに放熱用ジャケットを被せた重機関銃。劇中ではM1917同様、上陸したゴジラを迎え撃つためバリバリと火を噴いていました。

 

結局、本作でゴジラの息の根を止めたのは悲劇の青年科学者、芹沢博士が発明した水中酸素破壊剤《オキシジェン・デストロイヤー》であることは有名ですね。人間が生んだ悪魔の兵器である水爆により呼び覚まされたゴジラが、再び人間が生んだ悪魔の兵器により葬り去られる・・・1954年のゴジラは人間の愚行に翻弄される悲劇の生物でもあり、自業自得の最悪たる象徴であるのです。

60年以上が経ち、人間が今もなお愚行を繰り返し続ける現在。

ゴジラにはこれから先も登場して貰わないといけないようですね・・・。

 

 

投稿者:ToyGun.jp編集部