PICK UP!【原点にして頂点?】手軽にして難易度高きエアコッキング戦

2015年12月25日

コラム 企画

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現在のサバイバルゲームにおいて使用されるエアガンの主流は電動ガンです。充電式バッテリーをパワーソースとするので、季節問わず安定した弾速や作動を確保出来ることと、引き金を引くだけで連射(フルオート)が可能なことが最大の魅力といえるでしょう。

ガスガンは調子よければパワーも連射速度も申し分ないですが、冬場など気温が低く冷えが生じるとガス圧の低下に伴い、パワーも低下し作動も不安定になります。

でも、パワーソースが手動式となり、1発撃つごとにコッキング(銃のスライドやボルトを引く動作)する必要が有るエアコッキングガンとなると・・・。

もちろん、引き金を引くだけで連射することが出来ませんし、素早く撃つにはかなりの労力と鍛錬が必要でしょう。また、低コスト生産のため少々外観がチープだったり(もちろん中にはリアルな物もありますが)軽いため本格派にはどうしても下に見られてしまったりするのです。サバゲーにおいても、スナイパーが使用するボルトアクションタイプのエアコッキングライフル以外の、ハンドガン、ショットガンは肩身が狭い状況です。

しかしながら、エアコッキングガンには以下のようなメリットもあるのです。

・なんといっても価格が安い(2,000円台〜)

・手動式なので、ガスや電気というパワーソース要らずの低コストで維持出来る

・壊れにくく、精密射撃が期待出来る

・飛距離が安定している

要は気軽に手を出しやすく、玩具銃としてのスペックもそこそこ高いということなのです。サバゲーで電動ガン以外を絶対使用してはいけないというルールはありません。まあ、みんなが電動ガンで参加している中、1人エアコッキングガンを使用するのは圧倒的に不利とはなりますが・・・ならば、全員にエアコッキングを持たせればいいのです。

それが「エアコッキング戦」です。

フィールドや、定例ゲーム会などで合間のサブゲームとして取り入れたりしているところも多いですが、これがなかなか侮れない難易度の高いゲームなのです。

ガンファイトの基本が味わえるエアコッキング戦の3つの鉄則は

①狙って撃て

②撃ったら逃げろ

③銃撃戦の醍醐味を楽しめ

そんなのサバゲー全般に該当するじゃないか、とお思いのかたもいらっしゃるでしょう。しかし、これが連射可能な電動ガンで戦うときよりも更に重要となっているのです。

①については、1発撃ったら次のコッキングが必要になるため、一度狙いを外すとまた次のチャンスを窺わなければなりません。スナイパーのモットーたる「ワンショット、ワンキル」の精神で確実に狙うことが重要なのです。エアガンの飛距離を考慮しながら確実に当たる距離まで近づき、冷静に狙いを付ける。まさに「射撃の基本」ですね。

②基本一発勝負の戦いにて、撃っては身を隠す、素早く移動するという戦術がより重要となるエアコッキング戦。撃った後にその場で焦ってコッキングしたり、モタモタしていたりすると敵の格好の的になってしまいます。「撃っては逃げる」を繰り返すことにより、撃つべき時の判断、機転などテクニックを身につけていくことが出来るでしょう。

③連射でバリバリ撃つことも楽しいですが、単発射撃という条件の中で己れの知恵とテクニックを駆使しながら一撃で敵を仕留めたときこそ、ゲームの醍醐味は倍増します。よくアクション映画や冒険小説で見られる、弾があと一発しかない・・・という不利な状況で敵を倒したときのカタルシスにも似たものがあるでしょう。

現在の主流たる電動ガンでのサバイバルゲームシーンにおいては、非常に非効率でゲーム向きではないエアコッキングガンですが、特別ルールや条件下で楽しまないと勿体ないアイテムです。

サバゲーの原点といえる「鉄砲ごっこ」のシンプルな楽しさを持ちながら、その実、技術やテクニックを要する正に「原点にして頂点」ともいえるエアコッキング戦をもっと楽しんでみませんか?

 

投稿者:ToyGun.jp編集部