PICK UP!シネマほぼ百発百中!Gun観しやがれ!第10回「ザ・ガンマン」

2015年12月18日

エンタメ 映画

「シネマほぼ百発百中!Gun観しやがれ!」

  ~狙った映画はだいたい外さないシネマヒットマンが送る怒濤の銀幕見聞録~

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第10回「ザ・ガンマン」

原題「THE GUNMAN」
2015年 アメリカ・イギリス・フランス・スペイン合作

監督 ピエール・モレル

出演
ショーン・ペン
ハビエル・バルデム
イドリス・エルバ
レイ・ウインストン 他

2016年2月6日(土)新宿バルト9ほかにて全国公開
配給:クロックワークス

公式サイト : http://thegunman-movie.com/

【解説】ペンは剣よりも銃よりも強し!名優S・ペン+「96時間」の監督がコラボしたハードアクション

「96時間」で、性格派俳優リーアム・ニーソンをアクションスターにリクルートしたピエール・モレル監督が今度は、演技派として、ハリウッドきっての暴れん坊として長きに渡り名を馳せてきた名優ショーン・ペンを、50代半ばにして遂にアクションスターに転身させた!?オスカー男優の新たな一面がスクリーンに炸裂するハードアクションドラマ、それが「ザ・ガンマン」である。

任務遂行後に愛する恋人も何もかもを捨てて姿を消した元特殊部隊最強の暗殺者ジム。血塗られた過去を贖うべく新たな生き方を選択するも、彼は再び壮絶な戦いの渦に巻き込まれてゆく・・・。

激しいトレーニングで作り上げた鋼のような肉体に、プロはだしのガンさばきで魅了するペンの他にも、「ノーカントリー」「007スカイフォール」で強烈な個性を発揮したハビエル・バルデム、「ディパーテッド」のレイ・ウインストン、黒人初の次期007候補として話題を集めたイドリス・エルバなど、個性も実力も十分の男優陣が勢揃い。そして、ジムの恋人アニーを演じるイタリアの実力派女優ジャスミン・トリンカの熱演も要注目だ。

コンゴ、ロンドン、バルセロナと世界を股に掛けた壮大なスケールのアクション超大作を見逃すな!

theGunman4【物語】殺しが過去からやってくる、なんて因果な暗殺稼業

アフリカ・コンゴ共和国。特殊部隊出身のジム・テリアは鉱山の利権に絡む大臣暗殺という極秘任務に着く。車で移動中の大臣を見事な狙撃で仕留めたジムは仕事の「掟」により、愛する恋人アニーを置いて国外へと姿を消した。

それから8年。ジムは過去を贖うかのようにNGOメンバーとしてアフリカの地で人道支援活動に勤しんでいた。平和な日々を送るジムだったが、謎の武装グループが彼を襲撃したことにより事態は一転する。

襲撃の原因が過去の大臣暗殺に関係していると睨んだジムはロンドンへ渡り、かつての仲間で今や大企業の重鎮となったコックス、隠退生活を送るスタンリーを訪ねる。事件の手がかりが中々掴めない中、ジムを襲う激しい頭痛と吐き気。スタンリーの進言で精密検査を行った結果、ジムは長年の激務と精神の消耗からくる「脳震盪後症候群」であると宣告される。

満身創痍の状態で謎を追うジムはやがて、かつて大臣暗殺の橋渡し役を務めたフィリックス、そして彼の妻となっていた恋人アニーと再会し激しく動揺する。しかし、それは恐るべき陰謀劇の序章にすぎなかった。

血塗られた過去と対峙することを余儀なくされたジムは再び銃を握る。

thegunmanmain2【Gun】

ペン演じる主人公ジムのメインウェポンとなるのはグロック18C。通常のマガジンとロングマガジンを使い分け、マシンピストルの迫力を見せつける。長物では大臣暗殺に使用するフランス製のアンチマテリアルライフル、PGMへカートⅡ。アフリカで武装グループから奪うSCAR-L。中盤の大邸宅での銃撃戦で敵から奪うブリュッガー&トーメAPC9サブマシンガンなど。

敵サイドは、黒幕が使用するグロック26。黒幕が雇った傭兵チーム(コイツらのよく訓練されたタクティカルテクニックがお見事)が使用する、クリスベクター サブマシンガン、ベレッタPx4にH&K USP(共にサブレッサー装着あり)などなど。

theGunmen3【寸評】名優のアンサンブルとキレッキレのガンファイトを楽しめ

フランスのミステリー作家、ジャン=パトリック・マンシェットの「眠りなき狙撃者」に着想を得た本作。同じ原作で、アラン・ドロン、カトリーヌ・ドヌーブという豪華共演にて82年に映画化された「最後の標的」(日本未公開・テレビ放映のみ)とは全くテイストの異なる作品となっている。

最初に本作のニュースを聞いたときは「ペンも何だかんだいってアクションヒーローやってみたかったんだろうなあ」という何故か微笑ましくなってしまったものだ。しかし、そこは生粋の演技派。マッチョな肉体作りも含めて結構ノリノリじゃん!と思えば、病を背負う内省的な姿で完全無欠じゃない主人公像もアピールして抜かりなし。

正直、ドラマ的には昼メロ的三角関係や元特殊部隊はダテじゃねえ!という手垢が付きまくりの展開ながら、ペンをはじめ、ハビエル・バルデム、レイ・ウインストンら脇を固めるアクの強い演技派たちの特濃印のアンサンブルが映画をグイグイ引っ張り最後まで退屈させない。

監督のピエール・モレルは「96時間」「パリより愛をこめて」など、一行で説明出来る話をツボを得た爆発的なアクション演出で紡いでゆく名職人だが、本作ではノワール色を強くして登場人物の陰影にマッチするリアルなアクション演出で新境地を開拓。中盤の見せ場となる大邸宅での銃撃戦では、サバゲー好きなら思わず見入るインドアシューティングが披露されるぞ!

しっかし、ワルの匂いを残しながら成熟した渋い男たちが、ホントに皆いい顔してて憧れるなあ。特にショーン・ペンとレイ・ウインストンの2ショットなんて、画面から缶ピースと柳家ポマードの匂いが漂って来そうなほど激シブなのだ(この説明で何人のかたが分かってくれるか・・・)

ガンアクション好きはもちろん、ナイスな顔面をしたチョーワル(チョイワルなんかじゃないぜ)オヤジ好きのテンションが上がること間違いなし!

2016年をタフに生きたい男女必見のエモーショナルでハードボイルドな大人のオトシマエ映画を是非スクリーンで!

投稿者:ToyGun.jp編集部