PICK UP!「シネマほぼ百発百中!Gun観しやがれ!〜第7回 グリーンインフェルノ」

2015年10月29日

エンタメ 映画

「シネマほぼ百発百中!Gun観しやがれ!」

~狙った映画はだいたい外れないシネマヒットマンが送る怒濤の銀幕見聞録~

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第7回「グリーン・インフェルノ」

原題「THE GREEN INFERNO」
2013年度 アメリカ・チリ

監督 イーライ・ロス
出演
ロレンツァ・イッツォ
アリエル・レビ
アーロン・バーンズ
スカイ・フェレイラ 他

配給 ポニーキャニオン
公式サイト:http://green-inferno.jp/
※R-18+
11月28日(土)新宿武蔵野館ほか全国公開

 【解説】身も心も食い尽くされる超残酷食人エンターテイメント!

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1980年代初頭に世界を震撼させた禁断の残酷食人ムービー「食人族」。今やホラーの常套手段となったP.O.V.(主観映像)をいち早く取り入れ、映画ファンのハートを掴んで引き摺り出し、さらに多くのトラウマを植え付けた本作の悪名は、時の流れと共に伝説へと姿を変えていった。
そして今、規制で塗り固められた現代を挑発するかのように「食人族」へのオマージュに満ちた残酷無慈悲の食人エンターテイメントが誕生した。それが「グリーン・インフェルノ」である。
新世代ホラー監督の頂点に立つイーライ・ロスがメガホンを取り、未開の地に降りた若者が食人族の「餌」となる阿鼻叫喚の地獄絵図を、ドス黒いユーモアを交えながら描く今年最大の問題作。
出演はロスの実妻でもあるロレンツァ・イッツォ、ミュージシャンとして活躍中のスカイ・フェレイラなど、日本では無名のキャスト揃いなのが恐怖をよりリアルに映し出している。そして極め付けは99%が現地人でキャティングされた食人族の怪演!
全編を貫く凄惨な残酷描写と予測不能の展開に、きっとあなたの心臓は悲鳴をあげるだろう!

【物語】小型機に若者乗せて、地獄のドナドナが幕を開ける!

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大学生のジャスティンは、未開の地で女性が「割礼」の儀式を強いられる残酷な現実に抗議するべく、国連の弁護士である父親に直訴する。それを知った、大学の慈善活動グループはジャスティンを集会に誘う。
そこで出会ったグループのリーダー、アレハンドロの熱意とカリスマ性に惹かれたジャスティンは、彼の計画に加わる事を決心。
ある企業団体の陰謀による未開のジャングル破壊を食い止め、先住民であるヤハ族を絶滅から救うため、一行は協力者の手引きによりセスナでペルーへ飛び立つ。
無謀ともいえる彼らの決死の行動により、目的は一時的に果たされたが、祝杯ムードの彼らが乗ったセスナがエンジントラブルでアマゾンに墜落してしまう。

そして、彼らを待っていたのは「食人」の習慣を持つヤハ族の地獄の歓迎会であった・・・。

【Gun】安心してください!槍や弓矢だけでなく、ちゃんと銃も出てきますよ!

未開の地に暮らす素朴なヤハ族の皆さんなので銃は使用しないが、彼らのテリトリーを破壊しようとする企業に雇われた警備員(ほぼ傭兵)が、H&K G36系やM4系の近代アサルトライフルを使用。慈善活動グループの1人がジャングルで用を足す際に、危険生物除けとして渡される中型オート拳銃が判別できなかったのが悔やまれる・・・。

【寸評】エグいしグロいが、パワフルで笑えるシーンも満載の傑作である!

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こんな事を言うと危険人物視されかねないが、個人的感想としては「ところところ《ぐぬぬ・・・》となりながらも今年一番笑った映画」として大変面白く観させて頂いた。そして、鑑賞後に無闇な生命力が沸いてくるスタミナ満点のメニューであった(ほら、こんな事言うからまた・・・)

ルーツである「食人族」を始め、食人映画というだけで残酷シーンだけが売りのキワモノ扱いされるが、この「グリーン・インフェルノ」は、要所要所に強烈やユーモアや皮肉が見られ、なおかつ伏線が見事に決まる「キワめて見事な映画」なのである。

SNSなどでもよく見受けられる「自己満足な意識高い系」を寄せ集めたような若者グループが、皮肉にも救おうとした相手の食肉になる展開はどこか痛快であり、キーマンとなる人物を徹底的にクズとして描くことで逆に清々しい印象さえ与えてしまう手法にも恐れ入る。

要は、陰惨さが漂う本家イタリアの食人映画と異なり、全体的にカラッとジュー死ぃな仕上がりとなっているのだ。出世作である「ホステル」でも、凄惨な残酷描写の中に無軌道な明るさや勧善懲悪テイストを盛り込んだイーライ・ロスの作風が本作で遂に最高潮を迎えたといっても過言ではないだろう。お見事!!

トイガンJPをご覧の皆様には、ある意味最強のサバイバル映画としてオススメしたい。ホラーやスプラッターを見馴れた人なら、最高のサバイバルコメディとしても楽しめます(鑑賞後はみんなで焼肉パーリナイト!)

ただし、R-18指定で強烈な人体損壊描写があるのでホラーに不慣れな人は要注意!

注意はしましたよ・・・。

 

投稿者:ToyGun.jp編集部