PICK UP!お宝トイガンハンティング〜MGC「H&K VP-70」

宝トイガンハンティング

トイガンショップの老舗中の老舗「アンクル新宿店」。店内に所狭しと並ぶレアなモデルガン、エアガンの中からお宝をハンティングして紹介。

《本日のお宝》

現代ポリマーフレームオートの先駆けとなった不運のハンドガン

MGC
「H&K  VP-70」

smg3416-1データ
発火式モデルガン
全長:203㎜
重量:545g
装弾数:18発
発売年:1982年

 

オーストリア製のグロックをはじめ、現代オートハンドガンは強化プラスチック素材を使用した合成樹脂製フレームを持つ「ポリマーフレーム」ピストルが主流となっている。従来ではプラスチック素材を銃に採用するなど考えられない事であった。しかし、プラスチック加工技術の格段の向上により、軽量ながら発砲の激しい衝撃にも耐えうる素材が登場。グロックの大成功を皮切りに、H&K USP、S&W MP、ベレッタPx4、FN ファイブセブンなど、各メーカーが誇る傑作ポリマーフレームオートが次々と発表された。

この快進撃の陰には、1970年に発表された初のポリマーフレームオート「H&K Vp-70」の存在があった。

1960年代後半、H&K社が銃器購入予算が潤沢ではない諸国向けの「国民拳銃」をコンセプトに開発したこの銃は、シンプルで確実な作動システムを有し、安価でメンテンス性に優れた合成樹脂を採用した革新的オートとして産声を上げた。

当時としては斬新なフォルムで、3点バースト機構、ホルスターとしても機能する専用の着脱式ストック装着によるマシンピストルとしての活躍も期待を集めたが、その独特な機構による欠点が多々露呈することとなる。

ストレートブローバック方式に加えて、大型でやや重めのスライドを採用したことで体感反動が大きく、命中精度が低いという欠点は当然、セールスや軍の制式採用トライアルに大きく響くこととなる。その結果、VP-70は成果を上げられないまま1989年に生産中止となった。時代を先取りしすぎた機構に対して、技術的な面で足並みが揃わなかったというべきだろうか。

日本では1982年に老舗MGCがモデルガン化。専用のバースト切り替え機能付きショルダーストックも別売りされていた。

正直人気はあまりなく実銃同様生産数も伸びなかったが、映画「エイリアン2」で海兵隊員のサイドアームとして登場したり、人気ゲーム「バイオハザード」で人気キャラが使用するなど、そのフォルムを生かしてSF世界で活躍の場を与えられたことで、マニアの間で人気が急騰した時期があった。

今やポリマーフレームの代名詞となった、子孫たるグロックの少々味気ないデザインと比べて近未来的な曲線が施されたフォルムが魅力的であり、先駆者としてのプライドのようなものが感じられる。

外観に関しては仕上げの粗さなどが報告されたモデルがあるようだが、改めて本体を確認する限りでは非常に完成度の高いモデルであり、コレクションとしても最適の1丁である。

 

smg3416-2

アンクル在庫状況 : 有り
状態 : B (発火済・箱、取説有り)
価格 : 25,000円
※本商品の在庫状況および価格については、2015年10月2日時点の情報となります。詳細については事前にショップへお問い合わせください。

 

アンクル新宿店
〒169-0051
東京都新宿区西早稲田2-15-10
Tel 03-5273-4020
営業時間:PM12:00~PM20:00
定休日:水曜日、木曜日
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投稿者:ToyGun.jp編集部