PICK UP!「シネマほぼ百発百中!Gun観しやがれ!第5回 キングスマン」

2015年08月31日

NEWS エンタメ 映画

「シネマほぼ百発百中!Gun観しやがれ!」

  ~狙った映画はだいたい外さないシネマヒットマンが送る怒濤の銀幕見聞録~

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第5回「キングスマン」

原題「Kingsman: The Secret Service」
2014年度 イギリス映画

監督・製作・脚本 マシュー・ヴォーン

原作 マーク・ミラー

出演
コリン・ファース
マイケル・ケイン
タロン・エガートン
サミュエル・L・ジャクソン 他

9月11日(金)全国ロードショー
配給 KADOKAWA

公式HP : kingsman-movie.jp

【解説】「007」+「キック・アス」最強最高のブッ飛びスパイ映画が誕生!

POPでバイオレントな新時代アクションの傑作「キック・アス」の監督、マシュー・ヴォーンと原作者マーク・ミラーの黄金コンビが今度はスパイの世界に殴り込んだ!

ドラえもんも羨む奇想天外な秘密兵器と、ショッカーもドン引きする無茶な世界征服作戦に彩られた60年代の007シリーズを、ブッ飛ぶキレ味の現代風スパイスで調理した絶品の英国風スパイムービー、それが「キングスマン」だ!! ロンドンの下町で最低最悪のプー太郎暮らしを送る若者が、国際諜報機関のジェントルな凄腕スパイの下で一流スパイに成長する姿を過激なユーモアとバイオレンスを交えて描く痛快作。

出演は「英国王のスピーチ」のコリン・ファース、「国際諜報局」「ダークナイト」の重鎮、マイケル・ケインというダンディな英国役者陣を始め、フレッシュな新人、タロン・エガートン、POPな衣装で狂った悪役を演じるサミュエル・L・ジャクソン(最高)、そして、あのルーク・スカイウォーカーことマーク・ハミルが悪の組織の手中に落ちる教授役で出演しているのも見逃せない。

2015年後半を彩る怒濤のスパイ映画ラッシュの中で一際異彩を放つ、今年最高にハジケたアクションエンターテイメントに祝砲を捧げよう!

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  【物語】マナーが人を作るのだよ!

ロンドンの下町で、行き場のないチンピライフに明け暮れているエグジーは、他人の車でおイタした挙げ句留置所にブチ込まれる。幼い頃に父を亡くし、ヤクザな男に囲われる母親を気にかけながらも頼るあてのない彼は、昔々に父の死を告げに来た男が「困ったことがあれば連絡してくれ」と、渡してくれたメダルに書かれたナンバーに電話を入れる。
エグジーを引き取りにやって来たのはメガネにスーツのバリバリの紳士ハリー。彼は高級テイラー「キングスマン」の仕立て職人という顔の裏で、国際的な独立諜報機関の敏腕エージェントとして活躍していた。ハリーは同僚で命の恩人でもあるエグジーの父に報いる機会を待ち続けていたのだ。

ハリーはエグジーを更正させるため紳士道を教えながら、殉職したエージェントの後釜を決める過酷なスパイ試験を受けるよう勧める。

その頃、エコ活動家という顔の裏で、恐るべき野望を抱く大富豪、ヴァレンタインによる地球環境最優先の「地球再生のための優秀な人以外みーんな抹殺計画(仮題)」が秘密裏に進行していた・・・

【Gun】珍銃「キングスマン・ピストル」登場!

キングスマンの制式拳銃として登場するのが、トカレフT33をベースにした「キングスマン・ピストル」。アンダーバレルに散弾発射アタッチメントが施された、作品同様ブッ飛んだ代物で、前半では消音器を装着して使用するシーンもある。同じく制式銃?として気絶弾や殺傷弾など多用途型のアンブレラ・ガンが登場し、奇想天外な60年代のスパイ映画テイストを醸し出している。
また、黒幕ヴァレンタインの配下である戦闘要員が使用する銃はH&K MP5K1、B&T APC9、SCAR-Lなどだが、全てホワイト塗装されているのがミソ。
その他、H&K USPコンパクト、H&K HK416、M4A1などが最近のアクション映画でお馴染みのラインナップが画面を彩っている。

【寸評】古い革袋の中に新酒を入れて大成功!スパイ映画の楽しさが詰まった傑作に盛大に酔いしれよ!!

まず断言しよう。今年、アクション映画ファンは「マッドマックス 怒りのデスロード」と、本作「キングスマン」を見逃すと年を越せないどころか向こう10年後悔することになるだろう。
筆者も2010年末に公開され、個人的に同年のベストワンに駆け込み選出した「キックアス」の興奮と、幼き頃より傾倒した奇想天外なスパイ映画の何でもありの楽しさを融合した「キングスマン」に出会えた事で今年残り数ヶ月を幸せに過ごせそうである。

KSS_JB_D62_05597.CR2正にバカ映画寸前(いや、もうバカ映画に達してるか)の作りながら、イギリスらしい毒のあるユーモアや風刺が至る所に散りばめられ、敬遠する人もいるかと思われるエグいバイオレンスシーン(後半は完全にやり過ぎユーモラス感満載で笑えるが、全編トータルで軽く200人は死にます)にも排他主義や選民意識をおちょくるような強烈な皮肉が込められて興味深い。

演技陣も予想外の暴れっぷりを見せるコリン・ファースや、安定のマイケル・ケイン、頭のネジの外れたカリスマを楽しそうに演じる我らがサミュエル・L・ジャクソンまで文句なし。
そして、POPな毒気と暴力的なキュートさを全面に押し出しながら、「ヒーロー」としての生き方を継承することで成長する若者を描いた「キック・アス」同様、不幸などん底の暮らしから、「マナーが人を作る」というハリーの信念の下で成長する若者エグジーの成長物語としても爽快な感動を呼ぶ。

トイガンJPをご覧の方には全力でオススメしたい第1級エンターテイメントである。

 

投稿者:ToyGun.jp編集部