PICK UP!玉の輿はいいけど《弾残し》はダメよ【初心者さん、いらっしゃい】
乗っていいのは玉の輿
やっちゃイケない弾残し
どうも、三遊底 炎上です。
本日の「初心者の方へのご案内」は東京都にございます事務所の一席からお届け致します。
まずは上の画像をご覧下さい。銃はダミーカート式のモデルガンですが、これを実銃と仮定して、このように弾が込められたマガジン(弾倉)を銃本体から抜いた状態であれば安全・・・
ではないんですな、これが。
銃のスライド(銃身を覆っている可動式のパーツ)を引いて中を確認してみると、チャンバー(薬室=弾の発射台ですな)内から弾が「ちわ」と、顔を覗かせました。早く発射されたくてウズウズしながら待機していたのです。「おいおい、お前さんまだそこにいたのかい」なんて悠長に言っている場合じゃございません。※面倒なので講談調は一旦終わります。
前回の《エアガンを扱う際の鉄則》でも挙げた「基本的に銃には弾が込められているものとして細心の注意をもって扱うこと」の通り、弾が込められたマガジンを抜こうが銃本体には弾が残っている可能性が高いのです。
なぜ、弾を供給するマガジンがない状態で、銃本体に弾が存在するのか?オートマティックハンドガンを例に説明いたしますと、弾が入ってない状態の銃本体に弾を込めたマガジンを装填、スライドを引くと1発目の弾がチャンバーに送られ、これで銃から弾を発射出来る準備が整います。以降、引き金を引く度に弾が発射され、スライドが後退し、薬莢が排出されて次の弾がチャンバーに送られるという仕組みです。よって、次の弾が発射される準備が整った状態(マガジンからチャンバーに弾が送られた状態)でマガジンを抜いても1発の弾が銃本体に残されたままとなるのです。
下の画像のエアガン(ガスハンドガン)も同様に、BB弾が込められたマガジンを抜いた状態でもチャンバーにBB弾が「ちわ」と鎮座しているのがお分かり頂けますでしょうか。
ガス式ハンドガンの場合、ガスがなくなったりマガジン(マガジンにガスを注入するタイプの場合)を抜くと発射出来なくはなりますが(ただし使用後は本体からBB弾は抜きましょう)サバゲーの主流となる電動ガンについてはマガジンを抜いても銃本体は可動します。
電動ガンは銃本体内部に充電式のバッテリー(写真ではバッテリーを外してありますが)を内蔵してモーターを可動させる仕組みなので、バッテリーが生きている限り、バッテリーを本体から外さない限り銃は撃てる状態となります。そして、BB弾が込められたマガジンを抜いても、やはり構造上本体内にBB弾が1〜2発残ってしまうのです。
このように、構造や仕組みが異なる様々なタイプがあるものの、エアガンには常にBB弾が入っているという実銃同様の認識をするとともに、安全のためサバゲーや試射の後は必ずマガジンを外し、エアガン本体に残ったBB弾を抜いておくようにしましょう。
サバゲー終了時には、必ず専用フィールド内でマガジンを抜き、残弾処理をしてからセーフティエリアに向かうこと。フィールド内に設置のドラム缶やバケツの中、段ボール箱など安全な方向に向けて空撃ちをしましょう。残弾処理が済んだら、エアガン本体のセーフティロックも忘れずに。
そしてマガジンについては、必ず保管時はBB弾を抜いておきましょう。現在のサバゲーで使用されるバイオBB弾は経年により分解され、自然に還るよう出来ています。そのため、高温多湿の環境で放置すると変形を起こし弾詰まりなど作動不良の原因となってしまうのです。
まとめ
1・ゲームや試射が終わったら、エアガンからマガジンを外す
2・安全な方向に向けて空撃ちするなど、エアガン本体にBB弾が残らないようにする
3・マガジンからもBB弾を抜いておく
繰り返しになりますが「乗っていいのは玉の輿、やっちゃイケない弾残し」を合言葉に、安全に楽しくトイガンを、そしてサバゲーを楽しみましょう。
それでは本日の【初心者の方へのご案内】この辺でお開きとさせていただきます。
また次回お会いしましょう!