【オススメアイテム】東京マルイ 次世代電動ガン SCAR-H

2012年04月03日

アイテム 電動ガン

scarh-00

最新型のハイパワーライフルが次世代電動ガンで登場

今のサバイバルゲームフィールドを席巻しているエアガンといったら、そりゃもうM4カービンとそのバリエーションで決まりだ。どっちを向いてもM4カービンばかり、少しくらいはオプションの有無だとか長さの違いだとかはあるものの、基本は同じ。これだけユーザーが多い理由はもちろん、実際に世界中に展開しているアメリカ軍の主力装備だからだ。

M4カービンは、M16A2を短縮したもの。M16A2はM16A1のバージョンアップ。そしてさらにルーツをたどっていくと、アーマライト社(正確にはフェアチャイルド社の一部門)でユージン・ストーナー氏によって開発されたAR-15が「元祖」と言える。開発は1950年代。もう半世紀も前だ。

何度ものバージョンアップが加えられているとはいえ、これだけ長い間、アメリカ軍の主力装備でありつづけた理由はなにより元の設計が優れていたこともある。それまでの歩兵用ライフルに比べてずっと小型で軽量で、反動もあまり強くなく扱いやすい。ベトナム戦争に投入された初期には作動不良などのトラブルも多かったがそれも後に改善された。そして、バージョンアップの過程で付け加えられたレールシステムによる拡張性が、第一線兵器としての寿命を大きく伸ばすこととなった。時代によって変化する戦争にあり方に、レールに装着するアイテムを変化させることで柔軟に対応できるようになったからだ。

とはいえ、さすがに元の設計が半世紀前ともなると時代の流れからくる「古さから来る欠点」は出てくる。オプションの追加や変更ではごまかせない決定的な「古さから来る欠点」を解消し、新たなアメリカ軍制式ライフルの座を狙うべく、いくつかの新型銃が作られた。その中の一つが、ベルギーFN社が開発したSCARだ。

SCARは、M16/M4の欠点を解決しつつ、威力があまり高くなく扱い易い5.56mm弾仕様のものと、威力が高く長距離まで攻撃できる7.62mm弾仕様のものの2種類を、共通点が多くほぼ同じような形で開発されている。威力が異なる2種類の弾に合わせた仕様のものが存在するというわけだ。M16/M4と同じ5.56mm仕様のSCARは「SCAR-L」、威力の高い7.62mm弾仕様のSCARは「SCAR-H」と呼ばれる。SCAR-LはM16/M4をそのまま置き換える目的で、SCAR-Hは今後の世界情勢では多くなってくるであろう遠距離射撃が必要とされる場面のために開発されたものだ。

だが現時点ではSCAR-LがM4カービンに変わる新たなアメリカ軍制式銃となる可能性は(ゼロではないが)それほど高くない。一時は制式採用目前まで行っていたのだが、結局は「多額の費用をかけてM4から変更するだけの大きな理由がない」ということで却下されてしまったのだ。一方でSCAR-Hは特殊部隊などを中心として順調に採用実績を重ねている。7.62mm弾を撃てる近代的な軍用ライフルの選択肢というものがそれほど多くなかったことから、その優位性が認められたのである。

現時点では明暗分かれる形になったSCAR-HとSCAR-L。東京マルイが最初に電動ガンとして製品化したのはSCAR-Lだった。明暗で言うところの暗い方ということだ。開発当時は「アメリカ軍次期制式ライフルとしての採用ほぼ確実」という見込みがあったのが、発売後に急遽キャンセルとなってしまったという「運が悪い」経緯がある。こんなことになるなら、どうせならSCAR-Hの方が欲しかった…。そう思ったユーザーも多いことだろう。

東京マルイは、その願いに応えてくれた。実のところ、SCAR-LとSCAR-Hは、形も似ているし共通部品も多いとはいえ、「ちょっとだけパーツを入れ替えてはい出来上がり」というほどのものではなく、多くのパーツが新規製造となっている。金属製のアッパーレシーバーに強化樹脂製のロアレシーバーといった組み合わせは実銃どおり。バレルがハンドガードに触れていない「フローティング」になっているところも、メーカーの本気を見せてくれる要素の一つとなっている。

次世代電動ガンSCAR-H
東京マルイ(http://www.tokyo-marui.co.jp/

scarh-side

全長(STD):902mm / 965mm / 711mm
(左から最短・最長・ストック折り畳み時)
全長(CQC):26mm / 889mm / 635mm
(左から最短・最長・ストック折り畳み時)
重量:3,630g (STD時 / バッテリー含まず)
装弾数:90発(※540連マガジン別売り)
メーカー希望小売価格:65,940円(税込)
2011年12月発売(Black)
※フラットダークアースモデルは2012年1月発売

バトルライフルだけれど、M14ほどは重くない

7.62mm弾を撃つ軍用ライフルを「バトルライフル」なんて呼び方をする。バトルライフルの代表例としてはかつてアメリカ軍の制式ライフルだったM14が挙げられる。というか、「バトルライフル」という名前そのものが、M14をカテゴライズするために考えだされたようなものだ。

本来はアサルトライフルとして開発されたM14だったが、実際に採用してみると使用弾である7.62mm弾の反動がキツすぎて、とてもじゃないけれどアサルトライフル的な使い方ができず、すぐに5.56mm弾を使用するM16に制式ライフルの座を明け渡すことになった。その後、5.56mm弾では射程不足となる局面において使用するためにM14が引っ張りだされ使用されるようになる。アサルトライフルとしては威力が強すぎるが、基本セミオートで撃てば問題なく使え、またフルオートでの射撃もやろうと思えばできる…そういったライフルを「バトルライフル」と呼ぶようになった。

SCAR-Hは、まさにそのバトルライフルにカテゴライズされるべき銃だ。M14のように紆余曲折のすえにそう呼ばれるようになったライフルではなく、最初からそういったカテゴリーの銃として開発された製品である。威力が強く射程の長い7.62mm弾を使用し、5.56mm弾を撃つアサルトライフルでは届かない距離にいる敵に対しても有効な攻撃を行うことができるライフルである。

威力が強い弾を撃つわけだから、当然そのサイズは大きくなり、重さは重くなる。だがSCAR-Hはそれほど大きいわけでも、重いわけでもない。M14は全長が1mを超え、重量も4.5kgもある重量級のライフルだったが、SCAR-Hはストックを最短まで縮めれば700mm程度、重量も3kg台の半ば。アサルトライフルとあまり変わらないサイズに納められている。

エアガンの場合は撃つ弾は同じ6mmBB弾になるし、法規制もあるので威力は変わらない。夢のない話ではあるが…。サバイバルゲームに使うという目的のためだけを考えれば、同じ性能なら小さくて軽い銃のほうが有利だ。でも、それでもなお大きいエアガンがほしいというニーズは存在する。手に持った時の持ち応えはあるし、それに基本的には銃は大きくて重い方が良く当たる。東京マルイのSCAR-Hは、刻印や各部レバー類の操作感など、かなりリアルに作りこまれているので「所有する満足感」という意味ではピカイチなものがある。金属部品も、ただ金属で作られてるというだけじゃなく、質感や仕上げもしっかりしていて、削り出して作ったかのような高級感が感じられる。それに、7.62mm弾仕様の大型マガジンは、エアガンにしたときも「装弾数が多い」という実用的な利点もあったりする。

scarh-05アッパーレシーバーの上部には、先端から後端まで通して20mm幅レールが付いている。アッパーレシーバーと一体となっており、もちろん全部金属製だ。先の方と後ろの方で深さが変わっていたりするようなこともない。
ハンドガード側面と下にもレールが付いている。側面のレールは樹脂製、下面のレールは金属製だ。

ハンドガード側面と下にもレールが付いている。側面のレールは樹脂製、下面のレールは金属製だ。

scarh-01レシーバーの左側面には製品名やメーカーがプリントされている。文字の字体といい雰囲気としい、ガンショーで見る実物そっくりだ。各種ネジやピン類なども、モールドなんかじゃなくちゃんと金属製の別部品が使われている。
scarh-03セーフティー兼セレクターレバーは左右両方についていて、ちゃんと連動して動く。レバーが「円筒に板が付いただけ」みたいなシンプルでそっけないデザインだが、これがまたグリップを握った手の親指が自然に届く位置にあり実に操作しやすい。こういう飾り気のないデザインは、いかにもベルギー製銃器っぽさがある。アメリカ製やドイツ製だといかにも「人間工学を考慮しました」みたいな洒落たデザインだったりするし、ロシア製だと逆に使い易さなんかこれっぽっちも考慮されてないただの鉄板だったりする。セレクターの後方、ロアレシーバー側面に目立たないように小さく東京マルイのメーカー名とASGKの刻印がある。

 

scarh-047.62mm弾用の巨大なエジェクションポート。ここを見ると、M16/M4やSCAR-Lとは違うハイパワーライフルなんだなということを実感する。まあ、実際には発射されるのは同じ6mmBB弾なんだけれど。レシーバー左側面にあるチャージングハンドルを一杯まで引くとエジェクションポートカバーが半分とちょっと開いて、HOP調整ダイヤルが顔を覗かせる。

M16/M4の欠点とは?それをどう解消した?

M16/M4には、基本設計の古さから来る欠点があり、それを解消する方向で開発されたのがSCARである、ということは冒頭で述べたとおり。では、M16/M4の欠点というのは、そもそも何なのか?

1.作動メカニズムの問題。

実銃での話となりエアガンには関係ないが、M16/M4はリュングマンシステムと呼ばれる発射ガスを直接ボルトキャリア内に導いてボルトに吹きつけて閉鎖を解除する作動方式を採用している。現在、M16/M4以外のほとんどすべての軍用アサルトライフルではコンベンショナルガスピストンシステムと呼ばれる、バレル先端近くに直接取り付けたシリンダー内に納められたピストンにガスを吹きつけ、そのピストンの動きを銃身後部にまで何らかの方法で伝えて閉鎖を解除する作動方式だ。リュングマンシステムはその一般的なガスピストンシステムに比べ、小型軽量に作ることができること、精度を高くしやすいことの2つの利点があるが、定期的なメンテナンスを行わないと作動不良を起こしやすいという欠点がある。

といっても、数千発とか数万発といったレベルで連続発射しないかぎり出てこないような問題であり、通常の「軍隊における銃の使用方法」であれば全く不都合はないのだが、それでもなお「信頼性が低い」という理由でM16/M4のリュングマンシステムに対する不信感を持つ人は少なくない。

2.銃身の保持方法の問題。

銃身が、機関部に接続さている根本だけでなく、ハンドガード先端でも固定されていること。固定されている場所は多ければ多いほど頑丈になるのではないかと思われるかもしれないが(実際、AR15が開発された当時はそういう考え方が主流だった)、複数の場所で銃身が固定されていると発射時の振動が不規則に伝わって精度が落ちたり、ハンドガードをレールインターフェース化した上でいろいろなオプションを取り付けるような使い方をするようになると、取り付けたオプション類の重さによって弾着が変わったりしてしまうという弊害も出てきた。

競技銃の世界では、銃身は機関部にだけ固定されておりストックには触れていない「フリーフローティング」という構造を取ることが当たり前になっている。その方が命中精度が高くなるからだ。軍用銃の世界にもその考え方が取り入れられるようになったのは比較的最近のことである。

3.ストックのデザインに制限があること。

「1」と「2」は、エアガンを普通に使う上ではそれほど関係のないことだが(とくに「1」は実銃と構造が異なるエアガンでは全く関係がない)、ストックのデザインについては大いに関係がある。

M16/M4は、後退するボルトを受け止める「バッファチューブ」が機関部の後ろに突き出している形になっているため、ストックを伸縮させることは可能だが、折りたたむことができない。また、初弾を装填するときに操作するチャージングハンドルがストックの上に覆いかぶさるようにして引く形になるので、頬付けする位置の高さを調節することもできない。銃のデザインをスリムに、コンパクトにまとめるためのアイデアが、ストックのデザインの自由度に大きな制限を与えてしまっているのである。

決まった位置にあるオープンサイトだけを使っていれば良かった時代ならともかく、様々な光学照準器器類を使用することが想定される現代の軍用銃では、頬付けの高さ調整ができないのは困りものだ。

SCARを始めとして、「M4に替わる米軍制式ライフル」の座を狙って開発されるアサルトライフルは、これらの欠点をなんらかの方法で解消しようとしたデザインになっている。まずは、エアガンで最も重要になるストックのデザインから見ていこう。

scarh-14ストックの長さは6段階に伸縮が可能だ。これはボディーアーマーなどを着込むことが多い現代の兵士が使用するためには重要な機能である。側面にあるボタンを押し込むことでロックが外れ、縮めたり伸ばしたりできるようになる。電動ガンのバッテリーは、ミニバッテリーがこのストック内に収納される。
scarh-12伸縮だけでなく、折りたたむことも可能なところが、M16/M4と大きく違うところ。機関部とバッテリーをつなぐコードがヒンジのところに見える。ストックの基部はほとんどが頑丈な金属製になっているが、ロックされるツメは樹脂製のパーツだ。
バッテリーの着脱は、バットプレートを外して行う。バットプレートは実銃と同じく、側面のピンを引きぬいてやれば外せる。ピンは抜け落ちないように止まるようになっているのも実銃と同じ。

バッテリーの着脱は、バットプレートを外して行う。バットプレートは実銃と同じく、側面のピンを引きぬいてやれば外せる。ピンは抜け落ちないように止まるようになっているのも実銃と同じ。

scarh-13M16/M4では真似できないのが、チークパッド(頬付けするところ)の高さの調節ができることだ。これは光学照準器などを取り付けてサイトラインが高くなったときなどに対応させるためのものだ。

銃身周りのギミック

トルクスレンチ(六角ではなく、星の字の形をしたレンチ)を使って簡単に銃身の交換ができるというのが、実銃のSCARの利点の一つ。遠距離射撃が必要になりそうな場面ではあらかじめ長い銃身に、インドアなど狭い場所で使用することが考えられるときには短い銃身へと現場で付け替えておくことができるというわけだ。

東京マルイの電動ガンでは、もっと簡単な方法で銃身の長さを変更できる。アウターバレルの一部分が分割できるようになっていて、長いものと短いものに変更するだけで銃身の長い「STD」と、短い「CQC」の二つの仕様にコンバージョンできるのだ。

実際にBB弾が加速されるインナーバレルはそのままなので、メカボックスの内部などに手を加える必要はない。見た目だけの変化であって、実銃のように発射されるBB弾の威力が変わったりすることはないのが残念。ただ、広い屋外フィールドではSTD、インドアや入り組んだ場所ではCQCと付け替えることで、同じエアガンでも違った雰囲気を楽しめるというのは面白い。

scarh-10アウターバレルは、東京マルイ電動ガンのお約束で、「M14逆ネジ」で取り付けられている。サイレンサーなどのアタッチメントを取り付けるときも、豊富な「M14逆ネジ」用のものがそのまま使える利点がある。
scarh-11アウターバレルの途中の部分は、長いものと短いものの2通りが用意されている。上が長い方を取り付けた「STD」で、下が短い方を取り付けた「CQC」だ。けっこう雰囲気は変わるものだ。

フローティング化されたバレル

バレルが根本だけで保持されており、前方に伸びたアッパーレシーバーはバレルの周りを覆うようになっているが、バレルには直接触れていない、いわゆる「フローティングバレル」になっているのがSCARの特徴。東京マルイのSCARも基本的に実銃と同様のバレル固定方法になっている。

実銃での、M4とSCARのバレル固定方法の違いを簡単に図示してみた。M4(上)では、バレルの根本とハンドガード先端の2箇所でバレルが固定されているため、ハンドガードに強い力を加えたり、レールインターフェースにいろいろなオプションを取り付けたりすると着弾位置が変わってしまうなどの弊害があった。SCARでは、バレルの根元部分がレシーバーの左右にあるバレルロックから伸びる左右2本ずつ、合計4本のネジだけで固定されており、レシーバー先端部分はバレルには触れていない。バレルを交換する時も、基本的にその4本のネジを緩めるだけでバレルを抜き取ることができる(アンダーレールとアッパーレシーバーの結合を解く必要もある)。

実銃での、M4とSCARのバレル固定方法の違いを簡単に図示してみた。M4(上)では、バレルの根本とハンドガード先端の2箇所でバレルが固定されているため、ハンドガードに強い力を加えたり、レールインターフェースにいろいろなオプションを取り付けたりすると着弾位置が変わってしまうなどの弊害があった。SCARでは、バレルの根元部分がレシーバーの左右にあるバレルロックから伸びる左右2本ずつ、合計4本のネジだけで固定されており、レシーバー先端部分はバレルには触れていない。バレルを交換する時も、基本的にその4本のネジを緩めるだけでバレルを抜き取ることができる(アンダーレールとアッパーレシーバーの結合を解く必要もある)。

東京マルイの電動ガンでは実銃ほど簡単な分解はできず、アウターバレルをアッパーレシーバーから外すためにはこの写真に写っているネジ全てを外す必要がある。実銃だとバレルとアンダーレールが一体化されていてまとめてごそっと外すことができるのだが、電動ガンではいったんアンダーレールとその固定金具をアッパーレシーバーから外してからでないとアウターバレルを抜き取るためのスペースが作れない。分解には六角レンチの他、「T20とT10のトルクスレンチ」が必要になる。運が良ければ六角レンチで代用することもできるが、ネジを舐めたりしやすいのであまりオススメできない。

東京マルイの電動ガンでは実銃ほど簡単な分解はできず、アウターバレルをアッパーレシーバーから外すためにはこの写真に写っているネジ全てを外す必要がある。実銃だとバレルとアンダーレールが一体化されていてまとめてごそっと外すことができるのだが、電動ガンではいったんアンダーレールとその固定金具をアッパーレシーバーから外してからでないとアウターバレルを抜き取るためのスペースが作れない。分解には六角レンチの他、「T20とT10のトルクスレンチ」が必要になる。運が良ければ六角レンチで代用することもできるが、ネジを舐めたりしやすいのであまりオススメできない。

scarh-21バレルを固定するネジが左右3本ずつの合計6本になっているという違いはあるが、基本的なレイアウトは実銃と全く同じだ。頑丈な金属製のアウターバレルが金属製のアッパーレシーバーにネジ留めされているので極めて頑丈な作りになっている。M4やM16で悩まされた「首の弱さ」なんてものとは全く無縁だ。

その他のギミック

表に出ていて、実銃ならば動かせるレバー類はひと通り電動ガンでも動かせるようになってる。それが電動ガンでは何の意味もないパーツだったとしてもだ。昔のエアガンはモールドとかで済ませられていたものが珍しくなかったが、ユーザーの要求するレベルが高くなった今とは時代が違うということなのだろう。

ガスレギュレーターの切り替え。実銃だと、銃身に開けられたからシリンダーに流れるガスの量を調節するためのものだ。電動ガンでは機能は割り当てられていない。「動かせるようになっているだけ」のものということになる。機能が無いくせに、作りはしっかりしているし質感もリアルだ。

ガスレギュレーターの切り替え。実銃だと、銃身に開けられたからシリンダーに流れるガスの量を調節するためのものだ。電動ガンでは機能は割り当てられていない。「動かせるようになっているだけ」のものということになる。機能が無いくせに、作りはしっかりしているし質感もリアルだ。

フロントサイトは銃身に固定されている。左側面にあるピンを上に押し上げることでロックが外れ、前方に向けて倒すことができる。

フロントサイトは銃身に固定されている。左側面にあるピンを上に押し上げることでロックが外れ、前方に向けて倒すことができる。

リアサイトも金属製。高さや左右の調節は工具なしですぐに行えるようになっている。こちらはロックは付いておらず、手で力をいれれば簡単に後ろに倒れる。20mmレールに取り付けてある形なので、六角レンチで側面のネジを緩めれば台座ごと外すことができる。

リアサイトも金属製。高さや左右の調節は工具なしですぐに行えるようになっている。こちらはロックは付いておらず、手で力をいれれば簡単に後ろに倒れる。20mmレールに取り付けてある形なので、六角レンチで側面のネジを緩めれば台座ごと外すことができる。

scarh-16スプリング給弾のノーマルマガジンでも90発、ゼンマイ給弾の多弾数マガジンともなるとなんと540発もの大容量を誇るマガジン。7.62mm弾仕様の大型マガジンの利点だ。
scarh-17ノーマルマガジンには、弾切れになってフォロワーが給弾口まで出てくると、矢印で示したところにあるレバーが上がって本体側のスイッチを押し、作動を止める。いわゆる「ボルトストップ」機能が付いている。
ボルトストップが作動するとレシーバー左側面にあるレバーが浮き上がった状態になる。押しこむことでボルトストップは解除され、再び射撃を始めることができるようになる。

ボルトストップが作動するとレシーバー左側面にあるレバーが浮き上がった状態になる。押しこむことでボルトストップは解除され、再び射撃を始めることができるようになる。

マガジンキャッチは左右どちら側からでも「ボタンを押し込む」という同じやり方で操作することができるようになっている。

マガジンキャッチは左右どちら側からでも「ボタンを押し込む」という同じやり方で操作することができるようになっている。

大柄な割には扱いやすい

銃自体の重量がそれなりにあることも影響して、内蔵されたウエイトが前後動することによって生み出されるリコイルショックは他の次世代電動ガンと比べてそれほど大きくはない。最も新しい製品ではあるが、次世代電動ガンの特徴の一つである「リコイルの大きさ」は決して新しいほど上とは限らないのだ。

本体の作りは実にしっかりしたもの。基本的なレイアウトやサイズはSCAR-Lとあまり変わらないとはいえ、M16/M4用のマガジン(STANAGマガジン)とは明らかに大きさが違う7.62mm弾仕様の巨大なマガジンを銃に挿し込んだりすると、いわゆる「アサルトライフル」とされている小口径弾を撃つライフルとは一味ちがうハイパワーライフルがモデルになっているんだな、ということが実感できる頼もしさを感じる。

しかし、そこから銃を構えてみると、思いのほか「手の中に収まる」感じがする。同じ大口径ライフルであるFNCやG3を構えた時に感じがちな「持て余し感」みたいなものが少ない。ここらへんはストックのデザインや、操作しやすくて見やすいサイトなど、「最新型の銃」だからこその扱いやすさが現れているのだろう。

実銃は、ハイパワーな7.62mm弾を撃つライフルだが、5.56mm弾を撃つM16/M4などと比べてもそれほど極端に大きくは感じない。射撃を行うと側面のチャージングハンドルが前後動し、レシーバー内に設けられたウエイトが動くことによるリコイルショックを体感できる。

実銃は、ハイパワーな7.62mm弾を撃つライフルだが、5.56mm弾を撃つM16/M4などと比べてもそれほど極端に大きくは感じない。射撃を行うと側面のチャージングハンドルが前後動し、レシーバー内に設けられたウエイトが動くことによるリコイルショックを体感できる。

実射したところ。M16/M4と違い、レシーバー側面にあるコッキングハンドルが激しく前後動することもあり実射時の迫力は十分。射撃時には前後動するレバーに手が当たらないように注意だ。マガジン内の弾を撃ち尽くすと自動的にスイッチがOFFになって連射が止まる。解除するときにはレシーバー左側面にあるボルトリリースを押してやればいい。
動画撮影協力:SPFゲームフィールド(神奈川県)

 
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0.2gのバイオBB弾で初速を計測した。ほとんど変動しないのはさすがだ。パワーも業界自主規制値をほぼぴったりの数値でクリアしている。一般論として大きくて重い銃の方がよく当たるのは確かだが、SCAR-Hのグルーピングは素晴らしいの一言。なにも手を加えないノーマルのままで十分に精密射撃競技に使えるレベルだ。バレルがフローティング化されていることもメリットになっていると思われる。
投稿者:ikegami