トイガンの基礎知識(2)~エアガンの種類

2011年05月06日

企画

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERAエアガンの種類は、発射エネルギーに何を使うかの違い

エアガンには数多くの種類があるが、どれにも共通しているのは、「勢いよく吹き出す気体」の力で弾を銃身内で加速して撃ち出すというところだ。種類の違いは、その「勢い良く吹出す気体」をどうやって作り出すかというメカニズムの違いからくるものとなる。

大きく分けて、手動で行う「エアーコッキングガン」、圧縮空気や液化ガスを使う「ガスガン」・電気の力を使う「電動ガン」の3種類がある。

エアーコッキングガン

銃の一部を力を入れて動かすことで内部のスプリングを縮める「コッキング」を行い、トリガを引くことでそのスプリングが勢い良く元の長さに戻り、その力を使って空気を勢い良く吹出して弾を発射するのが「エアーコッキングガン」である。エアガンの構造としては最も初期からあったものの一つで、単純な構造から来る価格の安さや、精度の高さなどが製品の魅力となっている。

エアーコッキングガンは一発の弾を発射するごとにコッキングを行う必要があるため、連続してダダダダダッと発射することはできない。続けて発射すると、カシャ(コッキングの音)、ポン(弾が発射される音)、カシャ、ポンという音になることから、「カシャポン」なんて呼ばれ方をすることもある。

安価な入門用のハンドガンから、高い命中精度を追求するために生まれた高価な競技用ライフルまで幅広い価格帯の製品が存在する。

 

ガスガン

銃の中に圧力の高いガスを入れておいて、その力を開放することで弾を発射するのが「ガスガン」だ。過去のガスガンには、圧縮空気を詰め込んだタンクから伸ばしたホースを銃につないでエアー供給元とするタイプの「外部ソース式」と呼ばれるものもあったが、現在販売されている製品のほとんど全ては銃の内部に液化ガスを注入し、それが気化して発生するガスの力を使う「リキッドチャージ式」となっている。

液化ガスとして使われているのはフロンガス。地球温暖化で使用が禁止されているタイプのガスではなく、「フロン134a」というガスを使用するものが多い。常温で気化するときの圧力はだいたい3~4気圧程度となっている。

エアーコッキングガンと異なり、トリガーを引くだけで連続して弾を発射することが可能。製品によっては、フルオート(トリガーを引いている間、弾がなくなるまで連続して発射される)射撃が可能なタイプのものもある。「高い圧力のガスで弾を発射する」という構造のため、撃ったときの感触などが実銃(火薬が燃焼するときに発生する高圧ガスで弾を発射する)と似たところがあるのも魅力だ。

 

電動ガン

銃の中にバッテリーやモーターを内蔵。トリガーを引くことでモーターがギアを回してスプリングを縮め、そのスプリングが伸びるときの力で弾を発射する。エアーコッキングのコッキング作業を、モーターとギアの力で代わりに行ってくれるものだ。

撃ち続けるには高価なガスを必要とするガスガンと違い、家庭用電源などから充電したバッテリーさえあれば何千発でも連続して発射可能という手軽な点が支持を受けて、現在のサバイバルゲームで使われるエアガンとしては主流の存在となっている。初期の電動ガンは発射の際に「ギュル・パン」といった具合にモーターが動きだす感触が感じられてリアルさに欠けるところがあったが、技術の進歩で「ジパン・ジパン」といった具合に撃ち味もキレの良いものとなっている。

モーターやギアを収納する「メカボックス」がある程度以上のサイズ必要なため、どうしても大型のライフルに限られていた電動ガンだが、現在では超小型メカボックスを使った「コンパクト電動サブマシンガン」や、さらに小型のメカボックスを使った「電動ハンドガン」も登場している。

 

投稿者:ikegami